アトピーやアレルギーの人も乳酸菌を!

乳酸菌は整腸効果で有名ですから、それが「皮膚疾患」であるアトピー性皮膚炎と何の関係があるのか、あまり結びつかないかもしれません。しかし、仕組みを考えれば、むしろ当然と言って良いほど、密接に同期しているのです。

アトピーは自分の免疫が過剰反応を起こして、敵ではないものまで攻撃するという自己免疫疾患だと言われています。

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花粉症の人が、別に毒でも何でもない花粉を攻撃して、くしゃみ・鼻水に悩まされたり、各種の食品・薬品に反応してしまうアレルギーの人も同じですね。これらは全て、外部からの刺激に対して、ムダな攻撃力を発揮しているわけです。
まずキーが外部刺激にあることは分かりました。

では、人間の身体で、最も外部と接触しているのはどこだと思いますか?

「とうぜん皮膚でしょ?」と答えた人は大間違いで、正解は消化管なのです。

皮膚を平らに伸ばすと、その面積は約1.6〜1.8平方メートル。だいたい畳一枚分くらいです。それに対して、腸のヒダヒダを広げると、なんと約30平方メートル。バトミントンコートの半分くらいもあるのです。
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しかも皮膚が接触しているのは空気やチリ程度なのに、腸が接触しているものは──よくよく考えるとスゴイものです。ちょっとグロテスクですが事実として述べれば、そこには死んだお魚やお肉、ウシから絞った白い分泌液などが、ドロドロと流れていくのです。このドロドロ、もし外にポンと置いてあったら、絶対に触りたくない物体でしょう。その物体にこれ以上ないほどの濃厚接触している腸。空気と比べるどころの話じゃありません。

ですから、そんなものと日々接触している場所が、免疫系の要であることは、容易に理解できるはずです。

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つまり、腸が健康で、外部刺激に対して正確に働くということは、自己免疫が正常であることに直結するのです。だから腸を元気にするために、乳酸菌などの善玉菌を大事に育てなければならないというわけ。
ちょっと乳酸菌を摂りたくなりました?